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閃の軌跡Ⅱ ネタバレ満載雑感その2 やっと下地が整ったよね、っていう

先週に引き続き、閃Ⅱの雑感を。
なお僕はなんだかんだ言って80時間プレイしているので、楽しんではいます。
が、期待値が大きかった分だけ釈然としないことも多いのです。
というか単に自分の感じたことをなぜそうなのか、ということを言語化したいだけですね。

前回はマクロについてうだうだ述べていましたが、今回はミクロについてうだうだと。
馬鹿みたいに長くなったので、結論は一番下に、笑

まず個人的、なのかはわからいですが、
キャラクタたちに感情移入がしきれなかった、というのが大きいです。

この閃の狙いとして、Ⅰでは学院生活という日常を描き、ラストでその日常が崩壊、
Ⅱではその日常を取り戻すんだ!という流れです。
ここでⅡにおいてカタルシスを感じるために大切なのは、
Ⅰの学院生活が楽しかった!と感じることなんです。
ですが僕自身がここにあまり感情移入できなかったんですよね…
すると致命的に事あるごとに主人公たちの行動動機である、
学院を取り戻す!というところに感情移入できないので、うーん、となってしまうのですよ。
マクロ的にも学院奪還が超重要なポイントでないのがまた余計に…

ではなぜそうなのか、と考えたところ
①個人的にこの手の学園ものが特別好みというわけではない
②クラスメイトが多すぎて、一人ひとりの絡みが薄い
③さらに大目的とのクロウとも正直そこまで頑張るほどの絡みあった?
ところですかね。

①については超個人的なことなのですが、
クラスメイトとの行事の絡みぐらいじゃ、
そこまで学園生活に拘るほど仲良くならんよなー、という僕の原体験がですね、笑
結局②と合わせて、特別実習とかを通じても
クラスメイトのキャラについて、ああ良い!って思うキャラがいなかったのよな。
結局②と合わせてそこまでキャラクタ、特にクラスメイトに対していい!と思わなかったのがですね。

②については、これは平等に扱ってしまったキャラクタが多い弊害ですよねー。
空はあくまでBoy meets Girlのお話しですから、他のキャラが多少薄くなって問題ありませんでした。
(ジンさんの悪口はそこまでだ!)
零碧はラニキ、ティオ、リーシャあたりがメインで、
物語のマクロと絡み合った各キャラのエピソードがしっかりと描かれていました。
(エリィさんはこの後の問題と共通だよ!)

対して閃はクラスメイトだけで9人と多く、
その中でも零碧のときのようにあくまでメインは特務支援課の4人、
と絞りきらなかったため、各キャラが非常に薄く仕上がってしまっております。
で、エリィさんと共通する問題として、
物語の登場人物となるような過去がない、というところが大きいですよね。

ヨシュアも、零碧の上にあげた3人もわりと凄惨な過去を持っていて、
それらを克服することが物語そのものに関わってくるので、
プレーヤーにはカタルシスがうまれて、キャラクターはロイドには惚れちゃうわけです。

それに比べて、メインキャラで凄惨な過去持ち、というのがあまりいなくて、
むしろこれから大変になる立場のひとばっかりなのです。
ここがエリィさんと同じですね、笑
さらに立場といってもユーシスが一番大変そうなぐらいで、
クローゼやオリビエみたいな一国を背負う立場である、というのもいないのがまた…笑
するとどうしたって、キャラの物語としておおお!となることは少なくなっちゃいますよねー。
どちらかというとそういうところでは、サラ教官やアルフィン殿下のほうが
よっぽど個人として物語を持っていて魅力的なんですよね。

だからラブストーリーパートのほうでもいまいち薄くて、
リィンに惚れてしまうだろ!というエピソードが作りにくいんですよね。
一番フラグ立ったのって、たぶんアルフィン殿下だと思うんですよ、笑
それぞれの立場や過去に対して、惚れてしまうようなこと、
つまり主人公が相手を救済をすることで、ずどんと来るわけですが、
そもそも救済されるものがないからうっすいんですよね…
普通の学園青春ラブコメだったら日常の所作で惚れてくわけですが、
そのへんはこっちが感情移入するほどの物語がなかったですからねー。

まあ7組のクラスメイト達に関しては、Ⅱの終了時でようやく内戦を経て、
各々の立場を自覚して歩み出す、というところのレベルになりました。
ほんとは始まりの時点で、クローゼやオリビエみたいに立場を自覚していて、
その立場に対しての葛藤を描くと物語になるわけですが…
だから続編でそれぞれの立場でのマクロの情勢との葛藤を描かないと、
物語的に彼らの存在意義がほとんどないんですよね…

③について、クロウとの決着を付ける、というところにすごい拘りを見せていますが、
そこについてもあまり乗り切れなかったんですよねー…
これについても2つぐらいありまして、
まずクロウとの絡みって最初のころと最後の2回ぐらいの実習だけだったやん、っていう。
トワ会長、アンゼリカ、ジョルジュだったら動機として非常に強いのはわかるんですが、
リィンたちがそこまで拘りを見せるほどの絡み合ったかなーっていう。

あとクロウたち帝国解放戦線がほんとにテロリスト的な思考で、
こちらが感情移入するような思想を持ち合わせていなかった、というのも大きい。
帝国解放戦線はオズボーン憎し、というだけで動いていて、その後の帝国とかしらねーよ、
となっております。
また列車砲発車未遂のときは完全に民間人も標的にされており、
一般的に戦争という大義すらないので、許されることではなりません。
それなのにリィンたちは一緒に卒業させる!って、いくらなんでも無理ありませんかね、いう…

アリオスさんたちと状況は似ていると思いますが、
彼らはクロスベルを良くしよう、という思想のものやっていますし、
民間人の明確な被害はイリアさんだけだったはずです。

なので、ちょっとマクロの事情的にクロウを卒業させてやる!ってのはどーも許されないだろ、というですね。
こういうマクロが大きい物語でマクロ背景を蹴っ飛ばすには、
それ相応の物語が必要なんですが、なかったですよねぇ、っていう。


と、まあウダウダ述べてきましたが、最後の最後、クロウの死とオズボーンの復活によって、
リィン(たち)にようやく強烈な動機が出来たよなーと感じました。
クロウがしてきたことは何だったのか、
というところを追求することで物語が生まれますよね。
なおほんとにクロウが死んでいるか、というか何か騎神あたりと合体して生き返りそうな気もしますが。

そして何よりリィンの立場がこれまでと違い、
むしろ初期のヨシュア状態になっちゃったぐらいの終わり方ですからね。
戦術兵器として無視できない力を持ち、さらには帝国宰相の息子であった。
また苦楽を共にした仲間とは離れ離れ、っていうどこにも動けなく救いがなさそうなのも凄い。
だからこそ、続編でそこからの逆襲、リィンないしクロウの存在証明を探究しないと、
クソ消化不良で終わってしまうわけですよね。
クラスメイトもそれぞれの立場を自覚した上での、物語への介入があって、
大きなカタルシスが生まれると思うんですよ。

個人的には外伝をあそこでブッこんで来たんだから、
次回作としては、クロスベルvs帝国のクロスベル解放編で、
ロイドとリィンの2視点で物語を描くのではないかなと予想しているのですがね。
各々の立場で、激突し、最後は結社あたりが出っ張ってきて、
その問題に関して一緒に解決していく、みたいな感じに。
キャラ数が大変なことになりそうですが…笑

まあ何が言いたかったのかというと、ようやく物語の下地が出来たので、
その下地をもとにした続編をしないと、Ⅰ,Ⅱとは何だったのか、ということになるよね!ってことです。
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はい、というわけで後日譚含めて1週目クリアしました。
取り急ぎ、思ったことをつらつらと。
ゲームって簡単に思い返せないのがつらいっすなぁ。

最後のほうはなんだかんだで楽しめましたが、やっぱり全般的に消化不良感が否めませんねー。
まあ軌跡シリーズの伝統なのかもしれませんが、2作目でこれだけ消化不良を持ってくるのはたぶん初めて、笑
つっても発売時にリアルタイムでやったことあるのは閃が初めてだったりするので、
空1stの消化不良感とかは味わっていないのですが、笑

といっても、まず良かった―というところを上げてみますか。

まずはトワ会長がオズボーンの筆頭ではなかった!というところでしょうか、笑
僕も例にもれずトワ会長メインヒロイン派だったので、
トワ会長が黒幕側ではないかとそわそわしちゃいましたよ。
絆イベントはトワ会長とサラとアルフィンで迷ったのですが、トワ会長にしました。
相も変わらずメインヒロインっぷりで素晴らしかったです。
あれですね、ヨシュアとエステルの関係にちょっと似ている気がします。
1個上の先輩ってのも私的にポイント高い、笑

それにしてもルーファスが筆頭だったのは、言われれば納得ですが、あまり予測できてなかったですねー。
貴族連合の器ではないってのはわかってて、むしろ主人公、ヴィクターサイドぐらいの勢いかなーと思っていたんですが、
見事に裏切られましたよ。
貴族だからオズボーンはねえだろと思い込んでましたからね。
これに関しては、うおおお!!!ってなりましたよ。
オズボーンの言うとおり、簡単に貴族連合を潰せますからね。
さすがオズボーン陣営というところでしょうか…

あとは外伝のロイドvsリィンの展開は燃えましたね。
正直本編よりもよっぽど燃えました、笑
ありがちな展開ですが、ロイドとリィンは対照的に描かれているので、いい演出でしたねー。
僕は零碧シリーズはかなり好きなので余計ですね。
零碧シリーズでは僕の中でリーシャがメインヒロインだったので、
ロイドとのイチャコラシーンにはニヤニヤが押さえきれませんでした。
ダクトのアクティブボイスとかさすがロイドさんです!という感じでした。


では本題の消化不良について、笑
たぶんⅡの評価は次回作の出来によって、この伏線は素晴らしかった!となるのか、
おいおい、ってなるのか分かれるところだと思います。
あれ、Ⅰでもそんなこと思ったような。
ただ余りにも2作連続で消化不良なのは正直いただけないことは確かですが。

で、何でこんな消化不良なのかというと、マクロに関しては謎を残し過ぎ、
キャラクタに関しては(個人的な部分含めて)感情移入できるのがⅡの終了時にやっとかなというところでしょうか。

マクロの不満を上げますと、
・リィンの「鬼」の力の謎が明かされてない
・ついでに親から語られると言う出生の秘密も触れられず
・結社の減塩計画が結局何だったのかがさっぱりわからない(これって2週目の黒のなんちゃらでわかるんです?
・マクバーンさんとか何で出てきたんすかね。
(ヴィクターとのバトルは熱かったし、レーヴェがやっぱすごいやつだったんだなーというのは良く分かってニヤニヤしましたが)
・騎神関係の謎も対して進んでいない(後日談のラスダンとか物語的に意味ねーじゃねえか!
・第三勢力感が全くなくバリバリ内戦に介入している感(どう頑張っても正規軍依り)

わお、盛りだくさん、笑
伏線を投げっぱなしに関しては零碧も同じじゃねえか、ということがありますが、
主人公ロイドの強烈な動機である、兄貴の死の真相を知る、キーアを助け出すというところは解決されています。
解放編についてはまた別物語ですよね。
また結社自体もクロスベルでの目的は果たしているというか、
舞台は帝国に移していると明言しているので僕はあんまし気にならなかったのです。

零碧はマクロの情勢=クロスベルの情勢の解決するということが、
上記の描いた主人公たちの抱えている問題の解決ということとイコールになるわけです。
しかし今回はマクロの情勢=内戦の解決が主人公たちの抱えている問題の解決、
つまり大目的である①トールズ士官学院の解放、②クロウとの決着を付けても内戦の直接の解決、
ということにはなりません。
というか学院生活を取り戻す=内戦の解決、なんですが直接介入しない、
といっている時点でじゃあどーすんねん!ということになっていますよね。

で、内戦に関しては結果的にオズボーンがずばばばって解決してしまってリィンは祭り上げられただけでした。
すべてオズボーンの予定通り!っていう。
碧ではキーアに関して黒幕、マリアベルの思惑を外すことができたわけですが、
今回は主人公たちが何もオズボーンの思惑を外せてないですよねー。
自分たちの意思で動いているつもりで、実は踊らされているだけだったわけです。

まとめると、
そもそも物語のマクロメインの出来ごとである内戦と上の伏線項目が絡まないまま内戦が終わってしまったあげく、
その解決に主人公たちはいいように利用されただけ、というところでゲーム自体も終わってしまったから、
まあそりゃ消化不良ですよね。
予想通りカイエン公が小物過ぎたのと、まさかのクロチルダさんがあっさり退場というのが悪い、笑

マクロの消化不良としてはこんなところでしょうか。
本日はここまでとして、次回はクロウのことも含めたキャラクターの成長について触れたいかなーと。
ここもあれなんですよ、今作でようやく感動が生まれる下地、
言うならば過去編が終わったような段階だと思うんですよね。
それをⅠ,Ⅱをかけて盛大にやりよったよな、ということを書きたいと思います。
大目的のクロウについてもそこで触れます。
プロフィール

たたみ

Author:たたみ
主にラノベとマンガの感想が主成分です。
気まぐれにサッカー関係があるかも?

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